ガスセンサ

はじめに

本センサは高感度の薄膜サーミスタを用いた熱伝導式ガスセンサで、被検ガスの熱伝導率の違いを検知してガス濃度を検知します。
熱伝導式ガスセンサは使用環境雰囲気の熱伝導率が空気と異なった場合に出力変化が現れるもので、出力信号は測定ガス濃度に対して優れた直線性を示し、例えば二酸化炭素であれば0.5%~20%まで計測可能です。
サーミスタを用いた熱伝導方式のセンサは温湿度依存性がありますので、実際の回路設計時においてはその特性も考慮しながら温度補正及び湿度補正を行っていただく必要があります。

熱伝導方式ガスセンサ外観(参考形状)

特長

高感度で応答性の高い薄膜サーミスタを使用(1005M t=0.1mm) (薄膜サーミスタの高精度ペアリングにより高精度を達成)
・100℃以下の加熱温度にすることで低消費電力を達成
・連続測定が可能で常時ガス濃度を監視することが可能

検知可能なガスについて

空気の熱伝導に対し±30%以上の差があるガスは検知可能です。
・水素、ヘリウム、クリプトン、キセノン等の不活性ガス
・亜硫酸ガスなどの毒性ガス
・温暖化係数の高い代替フロン等の冷媒ガス

ガス名 化学式 熱伝導率
[W/m K]
空気(標準大気で算出) 0.0238
二酸化炭素 CO2 0.0145
代替フロン HFC-134a CH2FCF3 0.0120
亜硫酸ガス SO2 0.0084
キセノン Xe 0.0056
クリプトン Kr 0.0087
ヘリウム He 0.1442
水素 H2 0.1675

測定回路

ガスセンサ、二酸化炭素検知の特性例

・二酸化炭素センサの出力は温度依存性があります。
・二酸化炭素の濃度が0%~5%の場合は温度依存性が少ない傾向です。