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医療用温度センサ

はじめに

当社の医療用温度センサ(Fμサーミスタ)は、SEMITECが、独自に開発した薄膜サーミスタ技術を用いた世界唯一のサーミスタセンサです。 既存のサーミスタと比較し、その量産性、機械的強度、高い信頼性、正確さ、高応答性などを有するカテーテルに相応しいサーミスタセンサです。

Fμサーミスタ外観形状

Fμサーミスタの特徴
特長 1 大量生産が可能

Fμサーミスタの製造工程は半導体技術が用いられているので、完全な品質管理の下で大量生産が可能です。また、サーミスタ部はガラスコートにより、耐環境性も優れています。

特長 2 正確な温度計測
Fμサーミスタ 一般的な既存品
0.5% R±15%
B±1% B±5%

Fμサーミスタはカテーテル用サーミスタとして最高の精度をご提供致します。標準品で抵抗値精度が、±1%、B定数では±1%です。
(抵抗値精度±0.5%も可能です。)

特長 3 高い応答性

Fμサーミスタを使用することで、センサを小型化することができ、高い応答性を有します。

採用事例
カテーテル用温度センサ

サーモダイリューションカテーテルは心臓の肺動脈に挿入して心拍出量を測定する検査用のカテーテルです。
測定原理はカテーテルを介して低温に温調された生理食塩水を心臓に定量供給し、その下流ではカテーテル内に配置された温度センサで血液の温度をモニターし、温度が変化し始めてから正常に戻るまでの時間から心拍出量を算出するもので、温度センサには高応答性や高温度精度が求められます。
Fμサーミスタは小型の薄膜サースタの電極の配置を変えることで細い径の穴などへの挿入可能にしたリード線付サーミスタになります。
また、薄膜サーミスタの抵抗値のアジャストはレーザートリミングで行うことで量産性と測温性能を高めることができ、サーモダイリーションカテーテル用温度センサとして医療機器メーカーに採用されております。